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1998年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両

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ブルーリボン賞:西日本旅客鉄道 500系新幹線電車

ブルーリボン賞1998

500系新幹線電車(のぞみ)は会員の投票でブルーリボン賞として圧倒的な支持を得て,選定したものです。
フランスのTGVに並ぶ,300km/hの世界最高速度による営業運転の実現や,未来を感じさせる流麗なスタイルなどが会員に大きく評価されたもので,その実用化のため導入された新規技術なども併せて評価されました。

ローレル賞:熊本市交通局 9700系電車

ローレル賞1998

環境に優しく,弱者や高齢者に優しい低床式LRT(Light Rail Transitの略)のパイオニアとして登場した路面電車です。ヨーロッパで導入が進む技術・システムを導入して我が国で初めて製作されたものです。試験的な要素をもった車両ですが,各方面から熱い関心が注がれています。環境や弱者への配慮は次世代への趨勢ともいえ,これらに配慮した都市交通機関としてのLRTが,今後我が国にも続々登場することを願い,そのパイオニア性を高く評価してローレル賞に選定することとなりました。

ローレル賞:叡山電鉄 900系電車 [きらら]

ローレル賞1998

京都という観光地の鉄道として,楽しい旅を演出すべく開発された2両編成の車両で,「きらら」という愛称をもっています。特徴は,窓を大きくして展望性を高めたことや,乗客を考慮した座席配置などが注目されます。車体は紅葉をイメージした朱色をベースとした塗色でよく目立つ存在です。このように,鉄道による旅の楽しさや,接客面でのアメニティを追求した車両であることを大きく評価してローレル賞に選定することとなりました。

*)愛称の「きらら」は,展望性の良いクリスタル(ガラス張り)のイメージと,修学院にある雲母(きらら)坂にちなんで付けられたものです。

ローレル賞:近畿日本鉄道 5800系電車 [L/Cカー]

ローレル賞1998

通勤輸送と観光輸送の両面からの運用に対応できるよう,必要に応じてその座席形態をロングシート(ベンチタイプ)とクロスシート(進行向き)に,任意に自動転換できる世界でも例のない画期的な車両です。また,車体の軽量化やインバータ制御方式など,省エネルギー面でも工夫されています。そして,座席方式のロング(Long)とクロス(Cross)の頭文字をとって,『L/Cカー』という愛称を持っています。このような特筆される企画性や技術を大きく評価してローレル賞に選定することとなりました。

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