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島秀雄記念優秀著作賞

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島秀雄記念優秀著作賞

優秀著作賞

島秀雄記念優秀著作賞は、毎年1回、鉄道分野に関する優れた著作物または著作物に関わる功績を選定し、鉄道および鉄道文化の発展に寄与することを目的として、2008年に新設された賞です。

賞の名称は、鉄道友の会初代会長で東海道新幹線の実現に功績のあった島 秀雄氏(1901~1998)が、会の発展に尽くされた功績を永久に記念し、後進にとって励みとなる賞にするため、ご遺族の了解をいただいて、そのお名前を冠することとしたものです。

賞の部門、および選考方法の概要などは、以下の通りです。

賞の部門

賞は下記の3部門について選定します。

(1)単行本部門

書籍の中から優秀な作品を選定します。

(2)定期刊行物部門

定期刊行物に掲載された著作物の中から優秀な作品を選定します。

(3)特別部門

単行本や定期刊行物以外の著作物で選考委員会が特に認めるもの、または著作物の企画、複製、展示、頒布、その他著作物に関わる功績を選定します。

候補作品の範囲

優秀著作賞の候補の対象範囲は、以下の通りです。

期間

選考年の前年を含む3年前の毎年1月1日から12月31日までに発行された著作物
(日付は、単行本、定期刊行物とも当該著作物に記載された年月日を基準とします)

著作者

鉄道友の会会員である必要はありません。

選考方法

賞の選考にあたって、鉄道友の会優秀著作賞選考委員会を組織し、会長から任命された10名程度のベテラン会員が委員として選考にあたります。賞のうち、単行本部門と定期刊行物部門は、鉄道友の会会員および選考委員会が指定する出版社が候補となる作品の推薦を行い、選考委員会が選定します。また、特別部門の推薦および選定は、選考委員会が行います。
なお、例年の候補作品の推薦は、2月より受付を開始し、3月中旬に締切ります。

選定作品の発表、表彰

選考結果は、選考後速やかに発表します。
選定された作品の著作者や功績の関係者には、賞状および賞品を贈呈します。

2023年 島秀雄記念優秀著作賞

2023年は

単行本部門 (3件) 坂中真之『小坂森林鉄道』(上・下)、ブイツーソリューション(2019・2020)
稲葉克彦『京成/新京成100・126形』(上・下)、ネコ・パブリッシング(2022)
中田安治『写真集 叡山電車100年のあゆみ』、成山堂書店(2022)
定期刊行物部門(1件) 阿部貴幸「遊泉寺銅山専用鉄道とその車輌に関して」『鉄道史料』173号、鉄道史資料保存会(2022.7)
特別部門 (2件) 京都市文化財保護課『こんにちは京都市電―「京都市電関係資料」をひもとく』(京都市文化財ブックス第35集)(2022)の刊行および関連企画
鉄道博物館『鉄道の作った日本の旅150年』(2022)の刊行および関連企画

を選定しました。選定理由、詳細はこちらをご覧ください。

過去の選定作品

2022年
単行本部門 (3件) 関田克孝『帝都電鉄』、ネコ・パブリッシング(2019)
青森恒憲(著)・モデルワーゲン(編)『立山砂防軌道』こー企画(2021)
今井啓輔『北海道の殖民軌道』レイルロード(2021)
定期刊行物部門 (3件) 服部朗宏「私鉄のキハ17系概観」『鉄道ピクトリアル』電気車研究会、No.980~No.981(2020.12~2021.1)
市原純編「証言・DD51成田空港ジェット燃料輸送」『J-train』イカロス出版、No.81(2021.4)
早川淳一「”トレインスポッター”の眼で記録した北海道の鉄道1981~2021」『鉄道ピクトリアル』電気車研究会、No.988(2021.8)
特別部門 (1件) 『ホジ6014号蒸気動車のすべて』リニア・鉄道館(2021)の出版および関連する企画に対して
解説・選定理由
2021年
単行本部門 (2件) 藤原義弘『三池炭鉱専用鉄道の略歴と機関車』みらい広告出版(2020)
西脇 恵、泉 竜太郎『よみがえる記憶・北陸の鉄路』中日新聞社(2020)
定期刊行物部門 (1件) 小野田 滋、加藤幸弘、遠藤晃一、大菅 直「京都市交通局2号電車について」(エリエイ『レイル』No.116掲載)
特別部門 (2件) 佐藤良介『京急230形』(ネコ・パブリッシング)ほか一連の著作に対して
椎橋俊之『鉄の馬と兵ども』(イカロス出版)ほか一連の著作に対して
解説・選定理由
2020年
単行本部門 (3件) 清水武、田中義人「名古屋鉄道車両史」アルファベータブックス(2019)
青田孝「鉄道を支える匠の技」交通新聞社(2019)
在羽テヌヒト(田嶋玲)「黎明期の貨車移動機」交現社在羽製作所(2019)
定期刊行物部門 (1件) 高田圭「JR奈良線の歴史を探る」(エリエイ『レイル』No.109掲載)
特別部門 (2件) 「ニチユ機関車図鑑」(イカロス出版)ほか一連の著作に対して(岡本憲之)
「むかし、秋保まで鉄道が走ってた。」ほかの一連の企画に対して(東北福祉大学・鉄道交流ステーション)
解説・選定理由
2019年
単行本部門
(2件)
久保ヒデキ「定山渓鉄道」北海道新聞社(2018)
風間克美「地方私鉄1960年代の回想」OFFICE NATORI(2018)
定期刊行物部門 (1件) 山本直弘「駅ナンバリング考」(交友社『鉄道ファン』2017年12月号~2018年3月号掲載)
特別部門 (1件) 「全国蒸気機関車配置表」(イカロス出版)の出版に対して
解説・選定理由
2018年
単行本部門
(2件)
名取紀之「紀州鉱山専用軌道」ネコ・パブリッシング(2017)
KEMURI PRO.「阿里山森林鉄道」南軽出版局(2017)
定期刊行物部門 (1件) 中山嘉彦「日本初の連節車京阪電気鉄道60型・びわこ号」(『レイル』No.103掲載)
特別部門 (1件) 「釧路・根室の簡易軌道」(釧路市立博物館)の出版に対して
解説・選定理由
2017年
単行本部門
(2件)
中村尚史「海をわたる機関車」吉川弘文館(2016)
大賀寿郎「路面電車発展史」戎光祥出版(2016)
定期刊行物部門 (1件) フリーランス・プロダクツ「ハイブリッド大全」(交友社『鉄道ファン』2016年1月号掲載)
特別部門 (3件) 戦後日本の鉄道カラー写真に関する一連の著作に対して(ジェイ・ウォーリー・ヒギンズ)
「昭和天皇御召列車全記録」の編集に対して(新潮社日本鉄道旅行地図帳編集部)
「置戸森林鉄道」の出版に対して(橋爪実)
解説・選定理由
2016年
単行本部門
(2作品)
髙木 宏之「国鉄蒸気機関車史」ネコ・パブリッシング(2015)
中村 光司「知られざる連合軍専用客車の全貌」JTBパブリッシング(2015)
定期刊行物部門
(1作品)
野元 浩「狭小トンネル用PS23形パンタグラフ」(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2015年12月号掲載)
特別部門 (2作品) 「関西の鉄道」ほかの継続出版に対して(関西鉄道研究会)
「中国鉄道時刻表」の出版に対して(中国鉄道時刻研究会)
解説・選定理由
2015年
単行本部門
(2作品)
和田 洋「「阿房列車」の時代と鉄道」交通新聞社
西 裕之「特撰 森林鉄道情景」講談社
定期刊行物部門
(2作品)
富井 規雄「都市鉄道直通運転のダイヤを考える」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2014年6月号掲載)
岩成 政和「戦後ディーゼル機関車発達史の論点、争点、疑問点」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2014年7月号掲載)
特別部門
(1作品)
生方 良雄「小田急電鉄に関する一連の著作」
解説・選定理由
2014年
単行本部門
(2作品)
浦田 慎(監修・貨物鉄道博物館)「貨車車票の歴史」
服部 重敬「名古屋市電」ネコ・パブリッシング
定期刊行物部門
(2作品)
斎藤 幹雄「ミャンマーへ行った日本型気動車2013」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2013年5月号掲載)
北村 拓「西武鉄道の旧型国電研究」」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2013年12月増刊号掲載)
特別部門
(1作品)
「車両側面のイラストによる一連の著作」(片野 正巳)に対して
解説・選定理由
2013年
単行本部門
(4作品)
辻村功「鉄道メカニズム探究」JTBパブリッシング
鉄道友の会客車気動車研究会「日本の食堂車」ネコ・パブリッシング
小関和弘「鉄道の文学誌」日本経済評論社
鉄道の「知」を探る編集委員会「鉄道の「知」を探る」山川出版社
定期刊行物部門
(1作品)
澤内一晃、星良助「北海道の私鉄車両」
(鉄道友の会『RAILFAN』2007年8月号〜2012年6月号掲載)
特別部門
(1作品)
「機関車史研究会の一連の著作」(近藤一郎)に対して
解説・選定理由
2012年
単行本部門
(2作品)
白土貞夫「銚子電気鉄道」ネコ・パブリッシング
三橋克己、葛英一、藤本邦彦「オハ71形の一族」車両史編さん会
定期刊行物部門
(1作品)
渡利正彦「岐阜地区の進駐軍輸送の実態を探る」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2011年5月号/6月号掲載)
特別部門
(2作品)
「機関車表DVD版の制作」に対して(沖田祐作)
「貨車に関する一連の著作」に対して(吉岡心平)
解説・選定理由
2011年
単行本部門
(3作品)
小林 正義 「国鉄EF13形」ネコ・パブリッシング
安保 彰夫 「出石鉄道」ネコ・パブリッシング
大田 治彦 「西鉄電車おもいでアルバム」櫂歌書房
定期刊行物部門
(2作品)
初澤 毅 「緩衝式車止めの形態と分類」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2010年7〜9月号掲載)
堀岡 健司 「鉄道の掲示と行先標の変遷」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2010年10月号掲載)
特別部門 「京阪電車百周年に関する著作物」の企画に対して(京阪電気鉄道)
解説・選定理由
2010年
単行本部門
(4作品)
和久田 康雄 「日本の市内電車」成山堂書店(2009)
関 崇博 「門鉄デフ物語」ネコ・パブリッシング(2009)
奈良崎 博保 「九州を走った汽車・電車」JTBパブリッシング(2009)
宇都宮 照信 「食堂車乗務員物語」交通新聞社(2009)
定期刊行物部門
(1作品)
大熊 孝夫 「雪国を駆けぬける「スノーラビット」」
(交友社「鉄道ファン」2009年5月号掲載)
特別部門 「日本鉄道旅行地図帳」の刊行に対して(新潮社)
解説・選定理由
2009年
単行本部門
(3作品)
長船友則「山陽鉄道物語」JTBパブリッシング(2008)
湯口徹「日本の蒸気動車」ネコ・パブリッシング(2008)
河田耕一「鉄道風景30題」機芸出版社(2008)
定期刊行物部門
(1作品)
澤内一晃「東京市の静脈物流と私有貨車」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2008年1月増刊号掲載)
特別部門 田部井康修「上州を走ったトラム 伊香保電車」東武博物館(2008)
解説・選定理由
2008年
単行本部門
(2作品)
斎藤晃「蒸気機関車200年史」NTT出版(2007)
関田克孝「のりもの絵本−木村定男の世界−I・II」フレーベル館(2007)
定期刊行物部門
(3作品)
江原光昭「京成電軌の四輪単車を再考する」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2007年3月臨時増刊号掲載)
小西純一「余部橋梁 その1・その2」
(交友社『鉄道ファン』2007年7月号/8月号掲載)
名鉄資料館「知られざる名鉄電車史 1・2」
(電気車研究会『鉄道ピクトリアル』2007年7月号/8月号掲載)
特別部門 会報「鉄道史料」(鉄道史資料保存会)の継続出版
(奥田晴彦代表、大阪市天王寺区)
解説・選定理由

 

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