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年頭にあたって(会長 須田 寬) [2020.1.01]

謹賀新年

年頭にあたり、会員各位の益々のご健勝を祈念申し上げます。

まず、皆様へのご報告であります。例年、申し上げてまいりました、2つの努力目標すなわち、会員の増強、少なくとも減少防止、鉄道施設、車両の保存要望活動についてであります。

御蔭をもちまして、会員数は減少傾向を脱して3,000人の大台を何とか昨年も含め、ここ2~3年維持していくことができるようになりました。また、後者についても関係理事のご努力もあって、ここ数年の間は近代化産業遺産とも申すべき大正、昭和製の車両や施設等も相次いで国の重要文化財に指定を受け、車両では約10両を数えるまでになりました。以上は皆様方のご熱意と行動の賜物であり、年頭にあたり、各位のご努力にあらためて敬意を表し、かつ感謝申し上げたいと存じます。

さて、今年は令和に入って、最初の新年であり、また、オリンピック開催という歴史的な年でもあります。友の会もこのような記念すべき年をさらなる発展の年にしたいものと思います。まず、今年は地方の年として地方の会員・支部の一層の増強を図りたいと考えます。地方支部が活発に活動されているところでは、会員が減らないことからも、まず支部の活動を一層発展させていただきたいと思います。また、友の会の行事を地域の様々なイベントと共催したりする等、地域に密着した友の会活動を展開することが大切です。なお、本部に事前に内容等をお知らせいただければ、物心両面にわたって、支部活動をご支援できる体制を整えていることを申し添えます。また、この際、地方支部の増設もできないものかと思います。なぜならば、支部の所在がやや偏ってきているからです。このため、万遍なく地域がカバーされていないところがあります。そのような地域では、会員の多くは支部に加入できないでいるのです。友の会は本支部の会員相互の万遍なく広域的な交流、交歓があってこそその存在意義が高まるのではないでしょうか。各支部は積極的に(本部と共催も含め)地方での行事を拡充していくとともに、支部のない地域では支部の新設にも努力することを皆様方にもお願いし、また、本部でも努力したいと思います。なお、本部行事では身体の不自由な方を対象にした特別プログラムを用意する等、幅を拡げていくことも考えたいと目下、試行中であります。

さらに、鉄道愛好家のなかには、郵便切手収集をしている人が多いことに着目して、今年は友の会編集のもとに、郵便切手と鉄道を愛好する人々に向けた本『切手と鉄道』(仮称)を発刊することを予定しております。そして、鉄道趣味活動を他の分野の趣味活動との連携にまで進められればと考えております。今年の友の会活動はこのように活動の場と幅をさらに拡げる努力の年としたいと思います。会員各位のご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

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