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年頭にあたって(会長 須田 寬) [2021.1.01]

年頭にあたって

新年おめでとうございます。
年頭にあたり皆様方の益々のご健勝を祈念申し上げます。

昨年は鉄道にとっても大変な年でした。コロナ禍で4、5月頃は新幹線のお客様が対前年9割減と激減しました。「のぞみ」でも一両数人の乗車と言うような列車も少なくない状況が続きました。
秋になってもまだようやく対前年比5、6割に戻ったに過ぎず11月頃からのいわゆる第3波で伸び悩みが続きました。その結果、鉄道各社は通年度決算予想で軒並み赤字に落込むものとみられます。コロナ禍収束後は一人でも多くのお客様にご利用いただき経営を建て直さねばなりません。友の会の皆様も是非あらためて鉄道のよさを理解する鉄道の友として鉄道倍旧のご愛用を年頭にあたり特にお願いしておきたいと存じます。

年頭からお願いばかりで恐縮ですが次に会員の増強の件があります。何とかここ数年は三千人の大台を維持していますが今年は昨年のコロナ禍で各支部や本部の行事も中止、縮少、延期が多かったため会員の入会、継続が少なくなりつつあるように思います。会員を維持するため又増やすために(支部)行事の重要性をあらためて確認した次第です。各支部におかれてはコロナ禍の推移もにらみながら支部行事をコロナ対策という新しい視点に立って今年は積極的に展開していただきたいとお願い申し上げます。それへの本部からの物心両面にわたるご支援もやぶさかではありません。
コロナ禍の悪条件のもと昨年秋にはひさしぶりに青森支部が関係の皆様のご努力で再発足しました。記念行事も地元の会社等との共催で八戸市で市長の列席も得て開かれ私も出席して支部の存在と支部行事の重要性をここでもあらためて痛感してまいりました。会場での入会受付も見て、その手応えを感じたからです。今年は支部の増強できれば新設の年にもしていきたいと存じます。いろいろな分野で支部活動の活性化の年になることを強く期待しておきます。

話題は変りますが最近「撮り鉄」といわれる鉄道写真を撮る方々が増えてきたように思います。国鉄メークの車両が絶滅に近づいてきたこと、観光列車やハイブリッド車といわれる新系列車両が各社で相次いで登場していることや相互直通の開始等がその動機と思われます。鉄道に関心を持つ方、愛好者の増えることは嬉しいことでありますがこのなかにルールを守らない危険行動をする人も増えているのは残念な事であります。是非友の会の皆さん方が「撮り鉄」の模範となるような行動をとっていただきたいこととルールに反する行動をとっている人がいたら注意していただくようにお願いし、多くの方々がルールを守って「安全、安心な撮り鉄」になっていただきたいと思います。そして、今年こそは「鉄道趣味の秩序」確立の年にできればと思います。

本部でもウィズコロナ、ポストコロナと言われるような時代にふさわしい又鉄道愛好者の皆様方のニーズを先取りしたモデル行事を企画しそれを新時代の友の会の基盤としていくよう努力していく所存です。会員の皆様方との連携のもと新時代の友の会発足の年ともなるよう頑張っていきたいと考えております。皆様方の今年の友の会活動へのご協力と共働を年頭にあたってお願い申し上げる次第です。

須田 寛

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